日記
「売れない時代に売る」にはどうすればよいか?
一部に明るさが見えるが、一向にデフレからの脱却ができない。政治の混迷、欧州危機、円高の定着、原材料の高騰等々、暗い話には事欠かない。
このような状況下で、企業も個人も財布のヒモを締めざるを得ない。今後も、「モノが売れない」時代が続くことを前提に、それに応じて考えや取り組みを変えなければならない。
右肩上がりの時代には、「優れた製品」を生み出せば、そこそこの営業努力で売上げが伸ばせた。
しかしながら、今は、「よい製品」を提供するだけでは、企業も消費者も、なかなか反応してくれないのが現状である。
それでは、「売れない時代に売る」にはどうすればよいか?それは、顧客の抱える問題を解決する『問題解決型営業』へ営業方法の転換をはかることである。顧客が抱える問題やニーズを理解し、自社の製品やサービスによって、これをどのように解決できるかを提案する。
売った買ったの短期的なつきあいではなく、顧客志向に立ち、顧客との信頼関係を構築し、長期的な息の長い関係を築くことが大切である。
顧客の求めているものを正しく把握し、顧客の立場に立って、どうすれば解決できるかを考え抜き、問題解決について提案できなくてはならない。
数々の提案を通じて、顧客の信認を得、顧客からパートナーとして信頼されることである。
我々の経営コンサルタントも例外ではない。クライアントの課題に、真正面から取り組み、確固とした課題解決策を提示し、結果を出す。
そこからクライアントの信頼を勝ち取り、経営トップのパートナーとして、継続的に経営改善、経営革新の支援を行っていくことに尽きる。